こばやしのヒト

日本からアメリカへ渡り、青春時代を過ごした後、日本へ戻ってきた小川奈央さん。東京で十数年働いたあとはインド、タイと渡り歩いて小林市へたどり着きました。

現在、ヨガインストラクターとして働く小川さん。人生の歯車が噛み合った瞬間から、転がるように動き続けた小川さんの、これまでと今をうかがいます。

小川さんは小林市在住歴で言うと、今どれくらいなのでしょうか。

小川 2016年の3月から、この借家で暮らし始めたので、まだ数ヶ月ですね。今は自宅や小林市内のお店などのスペースを借りて、ヨガの教室をやっています。

小川さんが感じた小林市の良さは、どんなところですか?

小川 水がきれいで、温泉がかけ流し。野菜も有機栽培の美味しいものがすぐ手に入れられ、食べられるということですね。地元で育った方にとっては当たり前のことだけれど、私からしてみたら「なんて素晴らしいの!」って思う。

あと、暮らしているひとたちが素敵なひとが多いということ。2015年の10月に宮崎を回って、2016年の1月に彼氏に「小林市で家探してくる!」って言って一人でもう一度小林市に来ました。その時に今住んでいる家を見つけたんですけれど、2回目に訪れた時に「おかえり」って言ってくれるひとたちがいて。前回私がいたのはたった2週間だったのに、2回目来たら「おかえり」って言ってくれるなんてすごいなぁって。

嬉しいですよね。

小川 2回目来た時には、知り合いや友達もでき始めていたから「よし、小林市に移住しよう」と決めました。今ヨガの教室をやらせてもらっている「Evillage(イーヴィレッジ)」っていうレストランも、その時に声をかけてもらったうちのひとつです。他にも、「菜の花作業所」という所でも、「レクリエーションの日があって、いつもは体動かすスポーツをやっているんだけど、雨の日だと外に出られないからヨガを教えてくれない?」って気軽に頼んでくれて。

どんどんチャンスを与えてもらえるんですね。

小川 そう。私、特に営業活動とかしているわけではないんです。東京だと、ヨガをやっているひとも多いし貸しスタジオも高いから、売上ベースで考えなきゃいけない。でもここでは、純粋にヨガを楽しんで欲しいという気持ちで、「ヨガを教えているんです」と話すと、「じゃあ誰々さんちで、こういう形でできるかも」とか「このひとに聞けば場所を貸してくれるかも」とか、話が自然に広がっていくんです。人々の自由でシンプルな考え方とか雰囲気が、インドやタイと似ているなぁって感じます。



小川 奈央さん

東京都出身、アメリカ在住歴14年都内企業で勤めるかたわら、ヨガと出会い2015年に東京を卒業しインドへ。その後タイでタイ古式マッサージを学び、2016年より宮崎県小林市へ移住。ヨガインストラクター、タイ古式マッサージセラピスト。Sankalpa主宰。