こばやしのヒト
宮崎県小林市の野尻。
自然豊かな地域のメイン道路沿いに、「rice shop 糀(こうじ)や」という名前の、糀屋兼カフェがあります。
rice shop 糀や
店主は、糀に魅せられた一人の女性。名前は杉元祐子さん。小林市出身で、東京で20代を過ごした後、Uターンした方です。
一番人気は、糀を生きたまま冷凍保存した生甘酒
お店で一番人気のメニューは、糀やのオリジナル商品「生甘酒」を使ったドリンク。「生甘酒スムージー」と「生甘酒ソイラテ」です。
糀やで使っている生甘酒は、すべて手作り。お米の自然な甘さと、シャリシャリとした食感が楽しめる生甘酒は、そのままパックで購入することも可能です。
どうしてこんなにおいしいの?秘密はお米に
糀やさんの生甘酒ドリンクは、どうしてこんなにおいしいのでしょう? 秘密は杉元さんのご実家にありました。
「うち(rice shop 糀や)の生甘酒ドリンクがおいしい理由は、お米がおいしいから。
rice shop 糀やの母体の『すぎもと農産』は、お米の種から苗を育て、収穫から糀の加工までを一貫して手がけています」。
すぎもと農産が糀をつくり始めたのは、約7年前。まだ杉元さんが東京で暮らしていた時代に、お母さまがお米の活用先として糀づくりに目をつけ、そのおいしさに杉元さんが目覚めたことからすべてが始まりました。
開業6年目。これからもっと糀と向き合っていきたい
愛犬で看板犬のクロエ
開業6年目を迎えた杉元さんは、心境の変化を迎えています。それは「おいしさ」を超えた先、「糀と美容の関係性」にも向き合いたいと考えるようになったこと。
「もともと、タバコを吸っていたし、東京暮らしの時はコンビニ生活が中心で、あまり健康に向き合うということをしてきませんでした。でも、日々糀と触れ合う中で、気持ちが変わってきました。もっと、糀の美容と健康との関係性に着目して、その効果みたいなものがもしあるなら、それを自分の体験と言葉で、ひとに伝えたい」。
ゆくゆくは、糀の販売をもっと拡大して、都内のオーガニックショップなどと提携して、商品開発などにも取り組んでみたいという夢もあるそう。
杉元さんの挑戦は、まだまだ続いていきます。
杉元祐子さん