餅勧進

「もっかんじん」と言う。1月14日の夜に成人の男女が数人ずつ、厚化粧の思い思いの姿に変装し、または、面などをかぶり、太鼓や石油缶などを叩きながら訪れて、庭で黙って踊り騒ぐ。座敷にも上がってくる。厄年の男女の厄払いの行事である。餅勧進は餅貰いの意で、負い籠を負った一人が餅を集めていくが、最近は餅よりも焼酎や金を包んで渡す。来訪者は「厄を払う」意の、熨斗紙のかかった手箒を訪れた家に持参する。

出典・参照

・小林市史

カテゴリー名:伝統・文化