さのぼり

田を植え終わって行う「田植え上がりの酒宴」。さのぼいとも言う。この日のために秣(牛馬の飼料)取りも含めて、いっさいの仕事を休んでくつろぐ日である(現代では、田植えの後の慰労と豊作を願って、田植えの日の夜に関係者で打ち上げを行う意味で酒宴を開くというところが多い)。その家の田から「田の神様」が山に帰っていく日と言われる。さのぼりは、個々の家で行う場合が多いが、集落で一斉に行う地区もある。

出典・参照

小林市史

カテゴリー名:伝統・文化