「てなんど小林プロジェクト」とは?

プロジェクトの背景

現在、地方は急激な人口減少と高齢化を迎え、積極的な地域資源の保存と活用策に着手しなければ、地域活力は急速に失われていく状況にあります。小林市も例外ではなく、そう遠くない将来である2030年(16年後)には総人口が約39,000人(2010年48,270人)となり、現在より約9,000人もの人口減少が見込まれています。そして、高齢化率は41.1%に達し、人口の2人に1人は65歳以上の高齢者という状況になる見込みです。急激な人口減少、超高齢化は、その“まち”が長い年月をかけて培ってきた文化や歴史などのアイデンティティをも失わせることに繋がりかねません。そのような状況の中で、“地域の魅力“をもう一度見つめ直し(発掘)、保存と活用に資することが今こそ必要になっています。

プロジェクトの目的

小林市は、霧島山をはじめとする豊かな自然に囲まれ、四季折々の姿を見せる里山や農地など、自然と人々の営みが共生する風光明媚なすばらしいまちです。それに加え観光地、歴史的な名所や、昔ながらの生活の知恵、文化や伝統行事など、多彩な“ここだけ”の魅力をたくさん有しています。
そこで、地域の魅力(風景、風土、歴史、生活習慣、住民、方言等)を発信することで、市民の郷土に対する誇りや愛着の醸成とともに、都市住民との交流につなげ、交流人口の拡大と定住人口の増加を目的とし、小林市の魅力を様々な視点から見つめ直し、磨き、新たな形のものとして発信していきます。 「てなんど」とは、小林市を含む西諸地域の言葉(西諸弁)で「一緒に」という意味の「てなむ」と、地域資源のブランド化をしたいという思いの「ブランド」をつなぎ合わせた造語です。